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  • 執筆者の写真tserita

【長谷川ゼミ修了生の群像No.22】

更新日:2023年7月14日


個性豊かなWBS長谷川ゼミの修了生を紹介します。 本日は、小松秀俊さんです。

①経歴: 九州大学大学院理学研究科博士課程修了(理学博士)。在学中、日本学術振興会特別研究員(文部省)に採用。卒業後、渡米。ハーバード大学医学部病理学科/マサチューセッツ総合病院(MGH)癌センターPostdoctoral Fellow。帰国後、武田薬品工業株式会社・医薬研究本部、入社。WBS在学中に、ノバルティスファーマ・メディカル本部・中枢神経メディカルフランチャイズ部(本社)へ転職。その後、長谷川先生の影響により、大阪大学ベンチャーキャピタル(国立大学官民ファンド)投資部パートナー。投資先である、KOTAIバイオテクノロジーズ株式会社 社外取締役、株式会社chromocenter 社外取締役。数々のバイオベンチャーの設立、ビジネスモデル設計、目利き、およびリードインベスター、経営を行う。現在、共和薬品工業株式会社・メディカルアフェアーズ本部 本部長。 兼任(現在):名古屋大学理学部生命理学科招聘教員/非常勤講師(2015年-現在)、米国科学誌「Frontiers in Bioscience」マネージング編集長(2015年-現在)、米国科学誌「Biological Psychiatry 」登録査読委員(2017年-現在)、その他、2つの欧米国科学ジャーナル登録査読委員。 受賞歴:1996年アメリカ神経科学分野優秀論文(Trends in neuroscience, USA)、11th International C.elegans Meeting Award. USA, 1997、2008年度武田薬品工業グランプリ賞。

②現在の仕事内容: 医学的観点からの戦略立案および実行、目利き、会社経営陣としての責務の実行。

③WBSの印象的な授業: 研究職としてキャリアを築いていった私としては、すべてが印象的。特に、破壊的イノベーションについての授業は強いインパクトとなった。

④長谷川ゼミに入ってよかったこと: シリコンバレー見学。軽井沢での合宿。卒業後も長谷川ゼミ勉強会、長谷川先生の指導、レクチャーに参加できること。何よりも掛け替えのない友人、同級生、ゼミの先輩後輩を得たこと。

⑤今後の人生: WBSに入学したきっかけは、ベンチャー起業であった。それ故に、アントレプレナーを学べる本校に入学した。しかしながら、今はそのような、何かを行う、という願望はない。卒業後は、よりよく自分の人生を生きたいと思うようになった。人はしばしば、人生の目的論とその手段とをとり間違える。まるで、手段が目的であるかように。長谷川先生は常に精神的な成長についての重要性について、よく説かれた。かつて、立身出世が是といわれた近代国家思想は、今、社会的ダーウイニズム主義に変貌し、個々人が進化し、超人化することを当然のことだと思いすぎている。しかしながら、やがて、個人が消費財化し、組織の単なるパーツ化となっていることに、気づくことになる。それは、社長になろうが、経営者になろうが、このドグマの循環から解き放たれることはない、気づく。WBSで学ぶということは、これらの気づきであり、自分らしく、よりよく人生を生きるための学びの場とも言えよう。長谷川先生が真に言いたいことは、それであると気づく。

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