個性豊かなWBS長谷川ゼミの現役生を紹介します。
今回は修士2年生の佐藤ひろし さんです!
① 経歴: 2010年に新卒で(株)東芝のノートPC事業部に入社しました。もともと中学生くらいの頃からデスクトップPCの自作を趣味にしてきたということもあり、ノートPCも作ってみたかったのですが、大きさの問題で基本的に特注になる為、秋葉原でも部材が手に入りませんでした。東芝では、日々こんな楽しい仕事(=趣味)でお金を貰っていいのかと思いながら、他部署も含めて貢献してきたことで、「ありがとう」という言葉を皆様から沢山もらったのが嬉しかったです。もともとは理系(情報系)を専攻していましたが、私の希望で、新卒時から事業企画系の部署に配属させて頂き、マーケティングや財務、各国の現地法人らも巻き込んだグローバルでの戦略策定、Intelなどとの渉外に携わってきました。また、部門最適に陥らないよう、全体最適の組織設計を行うという部署のミッションの性質上、あらゆる情報が集約され、ノートPCビジネスの全般にも精通できたことから、とても良い経験をさせて頂けたことに、東芝には今でも深く感謝しております。
② 現在の仕事内容: 2014年に、私の父親が創業社長を務めるジョルダン株式会社に入社しました。今現在、弊社が提供する「乗換案内」サービスを、ユーザ様に更に喜んで頂けるリノベーションも行う一方、「日本再興」を理念とし、真の国益に繋がるオープン・イノベーションの取り組みを行っています。そのような人脈ルートが、WBS発でどんどんできていることから、自己の成長のみならず、企業としての成長にも繋がっていることを実感しております。入学前は、今後の事業承継と、ビジネスについての洞察を深めながら、仕事と学びのサイクルを回す為、昼間は働き、夜に学べる「夜間主」で入学し、奏功しております。ただ、入学前は、こういう「人脈」的な展開になるとは思っておらず、ここにも、ダイバーシティに富んだ学生が多く集まる、WBSならではの価値があると感じています。
③WBSで印象的な授業: 【総論】 国内外のMBAに在籍・卒業した友人7-8人で集まったとき、「もし自分が今から入り直すなら早稲田だな」と全員の意見が一致したのが印象的でした。あくまで私見ですが、WBSは恐らく国内最高の教育機関です。WBSではとんでもない数の授業が提供されていますが、どの授業を取っても必ず自分の糧になりますし、合わなければ取消し可能、また二次募集という仕組みもありますので、自己の課題感に基づいて講義を選択し、学びを最大化できる体制も整っています。私もそうですが、他は受けずに早稲田一本に絞る学生も多いです。自己投資は自分に帰ってくると思いますので、超人的な先生方とのインタラクティブな授業が受けられ、更にダイバーシティに富んだ学生同士でディスカッションできることの価値は、とてつもなく大きいと思っています。 【各論】 ・ゼミ(長谷川先生、瀧口先生):はっきり言って超人です。例えば、市販のコーポレートファイナンスの著作などにきちんと書かれていない「本質」を、大学教授でありながらも、ご自身のベンチャー・キャピタルで成功しているお二人の肌感覚に基づいて、実際の事例も含めた話をお聞かせ頂けることは、非常に貴重な経験です。また、論文執筆を通じて、自己の課題感と解決策を模索する過程で、長谷川先生から毎回貴重なアドバイスを頂けることは、もの凄く大きいと感じています。 ・リーダーシップ論(内田先生):元BCGの日本代表をされていた内田先生と、毎回様々な業界トップの方との対談を拝聴でき、学生からもどんどん質問させてもらえるので、「自分はこう思う」と凄い人達からご返答いただける素晴らしい講座です。(※「お金は墓場に持っていけないから、次世代に知を遺したいと思い、最後の職業として教師を選んだ」という言葉を内田先生は仰っていましたが、長谷川先生も同じことを仰っていました。WBSには、そのような人格者である先生方が多いと感じています。) ・Global Marketing Management(小田部先生):米国のテンプル大学・フォックス校のMBAの教授をされており、WBSでは夏季集中講義で受講できます。特にグローバルの事例解説が非常に興味深く、世界はそのように動いているのか、という実感を得られます。授業は聞き取りやすい英語で行われますが、こういった英語授業も多数用意されていることも、WBSの魅力だと思います。
⑤今後の人生: 私自身として、「この人のためなら頑張れる」という人徳のあるリーダーになりたいと考えております。もちろん、「勝てるリーダー」であることも必要条件ですので、WBSでの学びに加え、日々、自己鍛錬を行っています。 組織的には、「社員が皆笑顔で働けて、そこで働くことに意義を感じられる環境づくり」、「ユーザ様が驚くサービスを提供し続けられる社内体制の構築」、「社会を良くする会社」にしたいと考えています。従業員の方が亡くなるときに、「あそこで働けて幸せだった」と思える組織にしていきたいと常々考えております。 その上で、長谷川先生の専門領域であるシリアルアントレプレナーシップを発揮し、現状の屋台骨があるうちに、桁を変える企業にしたいと思っています。
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